機素(きそ)
ワークショップのみでの販売

※ ワークショップについてのお問い合わせは、関野意匠室+絡繰堂のサイトまでお問い合わせください

 

いまのおもちゃは、ブラックボックス化してしまっている。

オートマタって言って、レオナルド・ダヴィンチもそうですけど、ヨーロッパで一六〜七世紀に教会の鐘が出てきたときに発展したものなんです。いまの電池で動くようなおもちゃは、ブラックボックス化してしまっていて、どうやって動いているのかがわからなくなってしまっていますが、オートマタはどうやって動くかという仕組みが見えます。なんとなくですけど、八角形が好きなんですよ。繋げたときに綺麗だったりする。他の物を見たときにも、どれがどうやって動いてるのかってことが予測できたりするようになるといいですね。僕はあまりそういうことを意識してこなかった方なんですが、怖いことだなと思いますね。

ゾイドっていうおもちゃが好きでオートマタ作家になった人がいるんですよ。それを聞いて、遊んでみなくてはと思っていたんですよ。レゴとかネフとか、海外は多いですよね。パーツがいっぱいあって、動きをつけたり。もともとおもちゃの博物館に勤務していたんで、おもちゃで遊んでます。


ワークショップが楽しくて。

実際それを人が手にとって触ってもらうのが楽しい。ワークショップが楽しくて、自分が発想しなかったような部品の使い方をしたり、色をつけたりされる方がいると、楽しいなぁと思いますね。いまのとこはワークショップとしては、今度倉敷で糸鋸を教えにいきます。自分でデザインしてもらって、一枚の板から切り抜く。



素材は木でなくても、プラスチックでもなんでもいい。

遊ぶ技術があれば僕はなんでもいいと思うんですね。触って、傾けて、そこから遊び始める。アクションが大事ですね。僕のおもちゃも、触ってもらえなかったら負けですね。

動きの素を、拡大する。

僕はもともと理系でもなんでもないし。必要に迫られて設計してるだけなんですけどね。時計の内部でもそうなんですけれど、機素といって、動きの素を拡大して見せてあげる。ダヴィンチから始まったことかもしれないし、やり尽くされてはいますね。あとは料理の仕方なのかなと思います。

ペーパーからくりの坂さんという方がいるんですけれど、紙でいろんな動きをするものをつくられているんですね。その方に連絡しまして、同じ物を木でつくりたいと申し出まして。もともと坂さんもブリキでできていたようなものを手軽に家でできないかっていうことで、紙でやられていたんですけども。それを木にしたんですね。



「カタカタカタ」って音がいいんですよね。

こういう動きって日本の田舎だと水車だと思うんですね。自然の力もつかってますしね。これが単純にでかくなると面白いと思いますよ。水車小屋に熊がいたりしてね。笑。バカバカしいのがいいんですよ。これを今後ワークショップで展開していきます。機素は売ることはできないんですけれど、ワークショップに参加していただいて、お持ち帰りしていただくことは可能です。



江戸御輿の龍をつくりたい。

いま、作品として大きな龍をつくろうと思っているんです。龍が会場にいっぱい動く。四神獣。玄武、白虎、青龍、朱雀と、全部そろえたいと思ってるんです。なんでそういうことを始めたいと思ったかっていうと、日光東照宮とか、お寺とかにあるでしょ。ああいうのが動いたら楽しいのになって思ったんですね。

龍は和洋問わず作品にしてる人が多いんですよ。なんででしょうね。西洋ではビーストに龍の顔なんですよね。私は神社仏閣でやってきたいんで、蛇系ですね。胴体の方まで全部がいっぺんに動くのは難しいかもしれないんで、個別にばらばらに動くようにしていて、一緒に動かしてくださいね、っていう作品にしようかなとも思ってるんです。

最終的には、村のおもちゃ屋さんになりたい。子供相手にパフォーマンスやったりしてね。



関野倫宏さん
現代玩具博物館では、おもちゃのパフォーマンスなどをしていた。オートマタ作家として独立後、西粟倉へ。様々なワークショップを開催し、からくりおもちゃの楽しみを子ども達に伝え続けています。http://sdr.shisyou.com/




水車熊
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